2022年5月21日土曜日

『怪獣災害戦略ボードゲーム ゴジラ』紹介(その2)

その1から続く

 でねー、すごく簡単なんですよ。ルールも「え?これどゆこと?」という箇所はほとんどなく、インストラクとも5分くらいですか(ちょっとサバ読んだ)。
 ゲーム自体も6ラウンド、60分で終わります。

 プレイヤーはゴジラ1人、人間側(東京都知事・埼玉県知事・神奈川県知事・千葉県知事)の4人。合計5人ですが、それより人数が少なければ、各知事を兼任すれば何人でもいい。極端な話、ゴジラ1人・人間側1人の2人ゲームでもいい。

 ボードは東京です。そりゃそうだ。
 各ラウンドは5フェイズからなる。各プレイヤーにフェイズごとにやることが書かれているサマリーカードが配られる。とっても親切。
 ではフェイズごとに説明いたしましょう。

【状況確認フェイズ】
「避難状況カード」をめくって、どこにどのくらい避難民がいるか調べます。具体的には袋からキューブをつまみ出して指定の箇所に置く(新宿に2個、とかね)。
これ、後半どんどん増えてきます。避難民が湧いて出る。

【怪獣予兆フェイズ】
ゴジラ側は芝浦に出現した後、足跡タイルでどっちに行くか決めます。
「どっち行こうかなー、こっちかなー」
「んじゃあこっちは来ないのね」

【避難計画フェイズ】
人間側は「避難経路タイル」(道ですね)を5枚めくってボードに置きます。この道が通ってないと避難できないのよ。ここからが人間プレイヤーの相談(けんか)です。
「池袋の埼玉県民を逃がしてほしい」
「間に合わないって」
「いやちょっとだけでも」
「それより神奈川につなげば逃げられるじゃん」
「いやあ都民の方が偉いんで」
「偉いってなんだ!」


【怪獣実行フェイズ】
さあ、ゴジラが動くよ。ダイスを振って(最初は3個、だんだん増える)シーケンスができた個数だけ動ける。ゾロ目(2個以上)の出ただけ放射熱線を吐ける(例:3個ふって「455」だった時、「4」で一歩動いて「55」で2個先まで熱戦を吐く)。
踏みつぶそうが焼き殺そうがそこにいる人間はみんな死ぬ(ゴジラの得点)。
キャイーン、グンワ
 このルールは秀逸だと思う。しかも、拠点を破壊するごとにゴジラが覚醒してダイスの個数と振り直し回数が増えてくんです。

【避難実行フェイズ】
人間側はさっき引いた道タイルに従ってキューブの県民都民たちを逃がします。この脱出した個数が人間側の点数になります。
「逃げろー」
「逃げようと思ったのに踏み潰されたー」
「そこ報道つれて逃げとけよ」

その3につづく

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